Robert A. Haag, the "Meteorite Man"

Richard O.Norton, Rocks from Space (P299-...)

第3部

オーストラリアの月隕石

1991年2月始め、ツーソンのデザート・インで、ロバート・ハーグの部屋をぶらっと訪れた。毎年のジェム・アンド・ミネラル・ショーで、彼はここでビジネスをする。ハーグはいなかったが、アシスタントのマーク・カールトンが近づいてきた。彼はディスプレイ・ケースに手を伸ばし、なにかをつまんで手で隠しつつ持った。そして私の手を取り、自分の手からウォールナットと同じくらいのサイズの小さく、黒い石を私の手の平に落とした。彼は満足げな表情からその秘密を明かしてくれた。これは月面の石だった。その時私は、博物館の警備員もアラームもないところで天井値の月の破片を持っていたのだ。『ボブはみんなに手にとって見てもらいたいんだ』、マークが言った。『こんなことが可能なところなんてほかにあるだろうか?』、私は思った。マークが月隕石の話しを聴かせてくれた。

(田中注:・・・・他人からまとめて買った隕石に変な物が混じっていてそれをアリゾナ大学でチェックしたら月隕石だったという内容ですが、省略します)

火星の隕石を追って

SNC隕石は、火成岩だがその特徴が火星起源であることを示す。隕石を探すのにベストなのは過去に見つかっている場所、つまり既に知られているストローンフィールドで探すことだ。もしストローンフィールドにもう何も残っていなければ、次にいい場所は、特にそれが珍しい物であればなおさら、博物館だ。ハーグはSNCを求めて両方の手段を試した。彼はエジプト、ナクラのナクライト隕石が一番いいとにらみ、探すことに決めた。

1984年の秋にカイロに着き、タクシーをハイヤーした。肥沃なナイルの農業地帯、ナクラストローンフィールドまで6時間のドライブだ。

(第三部途中)